インコ

自立生活センター東大和

ジャムナさん報告会

 ダスキン研修生のジャムナ・スベディさんがCIL東大和での研修を無事終えました。 事務所の3人の女性当事者の家に交代でホームステイしており、センターの研修以外でも充実した研修になったようです。
  1月19日にCIL東大和事務所にて研修報告会をしました。2週間の中で感じ、考え、学んだことを発表してもらいました。

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報告終了後の質疑では、
  研修前は、文化の面等、親しく出来るかどうか心配だったが、うまく馴染めて良かった。  ネパールの障害者やその周囲の状況について聞くと、バリアフリーの設備はまだほとんど無く、教育を受けられる障害者もほとんどいない。障害者本人も両親も抑うつ状態であったり、社会の中でも障害があるのは、悪事の罰だと考えていたりする。政治のシステムが五年前に、王制から民主制(大統領制)に変わったが、まだまだやり方が定まっていない。また、慣習としてカースト制度が根強いということで、国内では、カーストの階級によるもの、障害者であること、女性であること等、二重、三重の差別に苦しめられている人もいると言うことでした。
  帰国後のことについては、ネパール政府には予算が議員や資産家といった権力者に吸い上げられて、低所得・貧困層に平等に分配されないといった問題があるが、現政府に向けて、障害者政策や国家運営に着いて提言し、訴えていく一方で、地域の障害者が自信を持って暮らしていくために、カトマンズの自立生活センターで相談支援やエンパワーメントしていきたいということでした。

  東大和での研修の後は、スキー合宿でリフレッシュした後、沖縄のセンターで研修再開です。違う国で約一年にわたる研修で大変ハードだと思いますが、目標の実現に向けて頑張っている姿を見て、こちらも頑張らないとなと思いました。

介助もなかなかうまいジャムナさんです

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最終日、ジャムナさんにコメントをもらいました。

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 東大和での研修の後は、スキー合宿でリフレッシュした後、沖縄のセンターで研修再開です。違う国で約一年にわたる研修で大変ハードだと思いますが、目標の実現に向けて頑張っている姿を見て、こちらも頑張らないとなと思いました。