インコ

自立生活センター東大和

利用者・アテンダントミーティング

2010年2月26日 13:00〜15:00 上北台公民館、19:00〜21:00 中央公民館にて。

予定通り、障害者総合福祉法の今後と新法、年間事業計画、ILP計画、各種業務連絡などを話しました。

障害者総合福祉法って?
 長妻厚労相は、サービス支給量・支給決定の仕組み、予算引き下げ、未だ残るサービス利用対象者の限定等といった多くの問題を抱える障害者自立支援法を廃止し、新しく障害者総合福祉法(仮)をつくる方針を打ち出しました。
 内閣府に置かれている障がい者制度推進会議において、障害者総合福祉法(仮)は、現在議論の段階ではありますが、障害当事者や障害者団体幹部が委員の過半数を占めることになったり、インターネットでのブロードバンド配信をすることになったりと、新しい制度設計に向けて動き出していることを伝えました。

年間計画では。
 テーマを「つながりあい」に設定して、1、地域とつながりあえるもの、2、利用者・アテンダント・スタッフでつながりあえるもの、3、生活に新しい広がりをという観点から、今年度のイベントを行なっていきます。例えば、九月に行なわれるみんなの作品展に利用者さんと一緒に作った作品を展示することを予定していたり、イベント毎に実行委員形式にして行なったりということが計画されています。

アテンダントさんが求める研修とは?
 アテンダントさんにどのような研修が行ないたいかを聞いたところ、
「料理の基本的なやり方」
を上げる方が多かったのですが、アテンダントだけではなくて利用者の方も巻き込みつつ、一緒に覚える方向でイベント・事業の中に組み込んでいく方向にまとまりました。
 そこから、
「料理も含めた家事一般についても共通の理解があったほうが良いのではないか」
と言う意見がありましたが、
 利用者ごとに家事の方法の様々な点が違い、洗濯物ひとつとっても干し方が違うので、一概にこのやり方が良いといったことは言えず、難しいなという話になり、また、一人の利用者に複数のアテンダントが入っている場合、アテンダントにもそれぞれのやり方があるので、利用者本人がどうしたいのかに着目していくしかないという話に落ち着いていきました。
 そのほか、アテンダントさんより「自分達も制度に関わって介助の仕事をしているので、制度面も知っておいたほうが良いと思う」という意見が出ました。さらに介助中の緊急事態への対処方法について、知っておきたいという要望は、多くのアテンダントさんから挙げられました。
 挙げられた意見は、長いスパンをかけた方が良いもの、逆になるべく早く対応したほうが良いもの等、様々ありました。
 頂いたご意見・ご要望に沿って研修会やILPを開きたいと思っています。