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自立生活センター東大和

利用者ミーティング報告

4月18日に、第一回の利用者ミーティングを開きました。
この利用者ミーティングは、初めての試みです。CIL東大和としても、いつでも利用者さんやアテンダントさんの話に耳を傾けるようにしています。しかしながら、利用者さん同士で集まって話し合うのは、機会としては少ないでしょう。
今年度のCIL東大和の活動においての、キーワードは、「つながり」です。それは、地域でできうる限り、主体的に生活していくために必要なものであり、そういった生活をしていく中で生まれてくるものでもあります。
このミーティングは、単なる世間話会ではありません。まずは、利用者さんにCIL東大和の活動や運営に対しても意見をいただいて、活動にいかしていくことができます。例えば介助派遣のあり方、事業の改善等、様々なことが考えられます。また、利用者さんがイベントの企画段階から最後まで関わることで、CIL東大和の一員としての役割や達成感をえることにつながります。主体的な生活の一部にもなると思います。
今回のミーティングは、スタッフを入れて15人の参加があり、主な議題は6月に行くバスツアーの行き先についてでした。この行き先から決めるというのが、ポイントだろうなと思います。お花見の項でも書きましたが、私たちが目指していることは、利用者さんが、ただのお客さんになってしまうことではありません。
それぞれの人が場所の意見を出すと、その都度和気藹々とした雰囲気になりました。最終的に大きな区分けとして、「牧場」系、「サファリ」系、築地、釣り、お台場…、と出していただき、多数決サバイバルで「牧場」系が残りました。下見の結果、バスツアーは、2009年6月12日(金)、場所は群馬県の伊香保グリーン牧場になりました。
また、ミーティングの終盤では、イベント参加費積み立ての提案や、キャンセル料の話し、連絡体制へのご意見等が話題に上りました。ミーティングの結果も参考にさせていきたいと思います。
こういうミーティングを重ねていくことでの、期待もあります。ゆくゆくは、利用者さんが介助者を使うコツや介助の悩み、日常生活でぜひ聞いてほしい事などを、障害のない人との関係でのやりとりだけではなくて、やはりいろいろな利用者同士でざっくばらんに話し合える場になっていけばよいなと思っています。具体的にいえば、アテンダントとのトラブルの際に、どうやったら関係をダメにしないでお互いに意思の疎通をはかり、解決していけるかを対等な関係で話し合う等、あくまでも愚痴会ではありません。あくまで地域生活を送っていく上で建設的な、前向きなものを目指しています。さらにはそこからまた一本、まさに障害当事者同士のつながりをつくりたいなと考えています。

次回の開催日が未定ですが、利用者ミーティングは定期的に開いていきます。また、5月には、アテンダントさんのミーティングも開きます。
このようにCIL東大和を利用者さんと一丸になって、盛り上げていきたいと思いますので、ぜひご参加ください。