花火大会in府中東京競馬場

　当日は、17:30にJR立川駅に集合しました。その後、府中本町駅に出発。すでに空の色はとても暗くて、みなさん、雨が降り出してしまわないか、心配そうな様子でした。何台かに別れて乗車したので、徐々に駅に集合しました。
　 日常生活の中で外出の機会がある。遊びに行こう。でも、どこへ行けばいいの？っという人も多いのではないでしょうか。「もう、色々なところに行っているよ」という人もいますが、考えてみると、外出することひとつにとっても、多くの自己決定をする必要があります。さて何をしようか、それをいつしようか、そのために何が必要なんだろうか、という具合に。こんな内容を決めるんですが、経験が少なければ、最初はなかなか決められないと思います。なので、このILPに参加することで、選択する参考にしてもらったり、単純に楽しんだりしてもらうために、花火を企画しました。

　 府中本町駅の改札では、花火について話したり、談笑したりしていました。やがて、人通りが多くなってくる会場の競馬場に向かいます。長い渡り廊下を抜けると、電光掲示板のある正面ゲートへ。府中競馬場はとてもキレイでした。さすがは“ＣＬＵＢ競馬”と言っているだけはあります。建物の中は、何か劇場のような感じがしました。いよいよ本題の花火です。当初、小雨が降っていましたが、買出しの後はすっかりあがっていました。風が涼しかったため過ごしやすく、快適でしたね。
　 やがて、照明が落ち、待望の花火が始まると、空中でパーん、パーんと大輪の花が咲きます。白、赤、緑、青と様々な色の花を、歓声を上げたり、ジーっと見入っていたり、ビールを片手に、とおもいおもいに鑑賞していました。
　 途中に小さい子に向けてのプログラムがありました。そこでは「崖の上のポニョ」の歌に合わせて、リズミカルに花火が上がり、楽しい雰囲気の花火でした。次に、喜びの歌に合わせた演目では、堂々とした力強さがありました。特に大きく盛り上がったのではないでしょうか。
　 そうこうしていると、いよいよフィナーレです。大量の花火が次々に上がり、息つく間もないほどでした。最後のほうには、まるで、昼間ではないかと思うくらいに一際まぶしく輝いて、終了を迎えました。終わると、皆さん口々に、キレイだった、来てよかったと言っていました。こういった企画で外出することで世界が広がり、もっと外出したい、もっと色々なことをしたいという意欲が出てきます。また、友人ができたり、知人、アテンダントさんとの関係作りの場にもなると思います。今回も、参加者さんが他の参加者さんやアテンダントさんと楽しそうに話していて、親睦が深まっていました。
　 時間にすれば、30分ほどでしたが、とっても楽しい夏の風物詩でした。